マーケティング活動で使われる「ストーリー」の3つの意味を解説するシリーズの3回目です。
<ストーリーの3つの意味>
1.物語(narrative)
2.構成(construction)
3.流れ(flow)
今回も
2.構成(construction)
についてです。
前回は「ヒーローズ・ジャーニー」を紹介しました。
人が共感、感動するストーリーには型があります。
広告やPRにヒーローズ・ジャーニーの構成を
取り入れることで、共感を得て人々の心に刻まれ、
購買行動につながると言われています。
ヒーローズ・ジャーニーをそのまま使うと
壮大すぎるため、広告やPRの場合は
端折って
日常
↓
試練
↓
賢者との出会い(気づき)
↓
宝を持って帰還
というような構成が多いですね。
某健康食品会社の通信販売のドリンクが
この構成を取り入れたCM番組?を
放送しています。
その主なストーリーは
とある人の生い立ち
↓
仕事や子育てで自分の体を
顧みない生活を続け病気になる
↓
健康の大切さを知り、
その会社の商品を採るようになった
↓
今はこんなに元気です!
展開はわかっているのですが、
「ヒーローズ・ジャーニーの構成」プラス
ストーリーで伝える(1)で
解説した個人の「物語」が入っています。
より強力な説得性を持つからなのか、、、
なんとなく、納得して買ってみようかな、
という気になってしまいます。
プロフィールや商品紹介の
文章を考える時には、
ぜひ、ヒーローズ・ジャーニーを
意識してみてくださいね!
ちなみに、作曲の世界では
「感動コード」
という言葉があると聞いたことがあります。
万人が「いい曲」だと感じる音の運びで、
let it be や「アナ雪」のlet it go が
この「感動コード」を使った曲だそうです。
文章も万人が感動する構成ということで、
ヒーローズ・ジャーニーを取り入れた
文章構成のことを
「感動構成」
と言ってもいいと思います。
to be continue…